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心霊盗撮ビデオ 呪われた鑑賞会のYSKのレビュー・感想・評価

1.5
限りある貴重な人生の中で五度も永岡作品を視聴してしまった結果、まるで「パブロフの犬」のように監督:永岡久明と書いてあれば我先にと飛びついてしまうカラダになってしまいました、専門用語で「くっころ」というやつですね
しかもですよ、度重なる思考実験の結果、なんと永岡作品の中では面白いのではと思うようにすらなってしまったのです、これはもしや洗脳というやつなのではないでしょうか

客観的に見れば当然クソ映画ですし、むしろこのようなものに対して「映画」あるいは「作品」と呼んでしまっていいものだろうかという懸念はあるにせよ、逆にこのようなものに対して「完成しました」と言える豪胆さだけは褒めてしかるべきだと思います
というかですよ、日本のボロニアだと思えば腹もたたないし好きになってくるでしょう?

どちらも見る人が見れば「映画」とも「作品」とも呼べぬような出来栄えには変わりなく、しかし永岡作品とボロニア作品のどこに壁があるのかといえば、それは見る人の匙加減ですらないのですから、これはもう言ったもの勝ちに違いなく、つまり永岡久明は日本のボロニアです!

とりあえず床下から現れた幽霊がベッドに横たわっている女の子に覆いかぶさった時にベッドがきしむ音がしたところと、幽霊に祟られた女の子が上半身をブラ一枚でリラックスしていたところが面白かったです
だってリラックスしたいときは何よりブラから外すだろ?
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