オトメチカ

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのオトメチカのレビュー・感想・評価

3.0
観ながら何度も頭に「敬老の日」とか「慰労」って単語が頭をよぎるアクション大作……大作? ってのもまあ、趣深いやね。
分かっちゃいたけど、御年80(傘寿おめでとう!)ハリソン・フォードの名を製作者側も借りつつのご接待映画でしょ。マンゴールド監督はいつもちゃんと仕事される監督だけど、今回はさすがに気ィ遣うとこが多すぎて諸々かばい切れなかったかあ……という辛いとこがちょいちょい窺えて、なんか、同情してしまった。かっこいい主役と、向こうを張る悪者ライバルと、マドンナと、気の利いた子役を配したアドベンチャー! という80年代の構えを今恥ずかしげもなくドドン! とやれるのって、このタイトルだからだよなあ。でも過去作を今観て80sだなあと感じるのと、今80sなことをやるのとは……やっぱ違うよね。絶対に悪人とモブ以外は死なないの分かってる、ハラハラドキドキしないアドベンチャーがこの長尺、正直かなり飽きた。出てきた瞬間死相が出てるバンデラスとかさ、登場シーンからもう、あーこれ終盤のピンチで飛行機操縦するわこの子、みたいな分かりやすさとかさ。全体的に暇だったな。敬老映画だからまあ仕方ないな。

あと最後にみんな突っ込んでるだろうけど、
奈津子、あれ、ウツボや。
オトメチカ

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