このレビューはネタバレを含みます
階級社会の醜さと、それに振り回される人々の悲劇を描いたイヤミス原作映画。無事、嫌な気分になっただけで終わった。
○稲○大卒のイヤ〜な夫、と○應大卒のイヤ〜な妻によるイヤ〜な家族(とそのイヤ〜な友達)を、貧しい家庭出身の兄妹が惨殺する。気持ちよさを感じてもいいはずの展開だが、全体を階級社会批判が覆っていてユーモアが無いからか、惨殺する側に共感できなかった。エリート目線=社会問題に対する変な真剣さが出てしまっているというか……。もっと明るい瞬間がある映画の方が好きだなと思った。
階層の違いを上下の位置関係で表現する演出はいい感じに作用していたが、冒頭のバスは何だったのか?