フランスの大ファンというわけではないのに、フランス映画を見ると頭の中の歯車がギシギシ音を立てて回り出すようなイメージで、だからフランス映画が好きなのかもしれない。
他の国の映画が答えを観客に教えようとしているのが多いのに対して、フランス映画は問題提起と感じる作品が多い（昨今問わず良質な日本映画もそう）。あと、一筋縄ではない。起承転結に関係しない日常も書いているところも好き。マダムがオシャレなところも。
最後のシーンで、あ、まだこの子達高校一年生なんだと思った。フランス人の息をするように話す、表現をする力。結構映像で見ると会話に中身がなかったりする。でも話す機会が多いことによってディベート能力が鍛えられるのかな。どうかな。高校一年生で大学のような授業を受けて、自分で仮説を導き出すところまで行けたのは見習いたいところ。
