コレも麻吹淳子主演作だが、直前に観た『白衣縄地獄』と比べるとストーリー展開の方にごく寄った構成となっていて、その面は（コレもシンプルながら）結構イイ感じに仕上がっていると思う。外道な男に捨てられて自暴自棄になるも、調教に依りある種「目覚めて」最後には復讐をも果たす…という。特にそのオ―ラスの復讐における狂乱の場はポルノ的にもまずまず見応えが在ったと言って好いかと（内容的にもワリと高度に倒錯的なヤツでして）。当初の責め役であるクリーニング屋の兄ちゃんがかなり気色の悪い野郎だったり、あと彩り的な役割でしかない妹（山地美貴）の女子高生処女レイプのくだりとかも（個人的には）あまり好きではなかったりするのですが、総合的には十分に良作の範疇かと。
