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学校の怪談Gのturuのレビュー・感想・評価

学校の怪談G(1998年製作の映画)
4.2
黒沢清監督、高橋洋脚本「木霊」のみ視聴。
素晴らしすぎた…!!!黒沢清の作家性が存分に味わえる短編。
1998年の時点のこの作品から、後の「回路」やその他数々の作品の下地がもうできあがっている。
白っぽい窓と壁の不安になる校舎内、窓の向こうをゆっくりと動く影、トイレの上からのショットの不穏、墨をにじませたような人の跡、最後まではっきりと描かれない「木霊」の正体。
これがリマスターされず埋もれてしまうのは本当に惜しすぎる!
キャストもリアルでとても良かった。
学校の怪談てちゃんと見たことがなかったのだけど、これ子供向けっていう設定で本当にいいのか?という25分なのにがっつりホラー映画を一本鑑賞したような満足感が得られて非常に幸せでした。
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