Ricodon

わたしは、ダニエル・ブレイクのRicodonのレビュー・感想・評価

4.3
弱者が対応し切れないであろう、尚且つ矛盾だらけで無意味な手続き。
そのフィルターを通過できるはずもない弱者、通過させるはずもない行政。
見ていて胸が痛み、絶望感でいっぱいになるが、明日は我が身という日本の現状。
淡々と描かれる事で、ドキュメンタリーを見ているような気持ちになった。
スニーカーを転売する隣人、エスコートサービスで働く母。共にその後はどうなるのか、楽観的見通しを描かない事で更に見ている私達に何かを考えさせずにいられない。
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