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デジレのimaponのレビュー・感想・評価

デジレ(1937年製作の映画)
4.0
終盤サッシャ・ギトリの召使いデジレが仕える女優相手に性癖吐露吐露でしゃべくり倒す告白というか演説が圧巻で一気に求人広告の落ちまで行く見事さ。
冒頭ギドリがポートレイトを使い登場人物を紹介していくの何かに似ているなと思ったらスパイ大作戦だねw しかし、彼らのミッションはロマンチックで互いに見る淫夢だったり自分に都合の良い夢、大きな寝言を聞いたり…
耳の遠い婆さんを招くディナーが最高。完璧な給仕デジレの動きは元女優やその愛人の郵政大臣、ズーズーしい婆さんの亭主などよりもエレガンス。
スカーフを付けてあげるデジレ
女主人の食べたパン屑に萌るデジレ
仕える側と使用する側の関係性、道具として扱うから召使いの事は解り得ないが、仕える側はご主人様を1週間、1ヶ月で完全に把握。
最後に一度だけ名前を呼んでください。
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