レオ

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のレオのレビュー・感想・評価

4.0
大雨の日に弟ジョージーが行方不明になった少年、ビル。その後、街では次々と子どもが失踪する。事件の犯人が人ならざる存在「それ」であることを知ったビルと友人達は街を守るため「それ」に立ち向かう...というストーリーのホラー。過去映像化作品のリメイク。

夏休みの少年たちが主人公で、それぞれの登場人物が冒険を通して成長する様子がストーリーに盛り上がりを与えている。

美しい自然や粗暴な少年グループとの対決など、雰囲気はどこか「スタンドバイミー」のようなジュブナイル映画を思わせる作風になっている。

全体的に映像技術が素晴らしく、空撮を使った自然の描写だったり、作り込まれたCGでのクリーチャー表現はレベルが高く、見どころ。

「それ」ことペニーワイズは旧作に負けない存在感を放っている。美形のビル・スカルスガルドが演じているだけあって、たまにイケメン感が隠せていない時がある気がするw

ホラーではあるものの、恐怖表現は比較的マイルドなので見やすく、内容的に正直なところ子どもが見ても楽しめる作品なんじゃないかと思う。それだけに、R15区分になっているのが逆に勿体無く思える。ジョージーの腕が取れたのがダメだったんだろうかw

全体的にハイレベルな作品だと思うけど、しっかりした原作がある作品の宿命なのか登場人物がちょっと多くて、一人一人の子どもを覚えるのが大変だったり、エピソードの掘り下げ方に差が出てしまっている点は少し気になった。

■共通項目
脚本:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆☆

■ジャンル項目(ホラー、ドラマ、アクション)
ビックリ度:☆☆☆
ドキドキ度:☆☆☆
胸熱度:☆☆☆☆
(恐怖度:40)
レオ

レオ