レオ

オオカミの家のレオのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.6
宗教施設のコロニーから脱走して山の中の家に隠れ住んだ少女マリア。
2匹の豚と共に暮らす中で自身の中の暗い感情と向き合うことになる...というストーリーのダークファンタジークレイアニメ?

とにかく、コマ撮りで作られた変幻自在のダークな映像表現の凄さに圧倒される作品。

ストーリーは現実にチリの宗教施設で起こった事件を下地にしているが、抽象度が高い作風で解釈が分かれる感じ

支配から逃れた者が、支配する側となり、再び安寧のために支配されることを望む。
虐待や宗教という枠だけでなく、より普遍的な人間の社会と心の在り方を描いているようにも感じた。

■共通項目
脚本:☆☆☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆

■ジャンル項目(クレイアニメ、ダークァンタジー、社会派)
クレイアニメ完成度:☆☆☆☆☆
不気味度:☆☆☆☆
メッセージ性:☆☆☆
(恐怖度:5)
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