toriten45

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のtoriten45のレビュー・感想・評価

3.1
友達で集まって、一緒にギャーするのが楽しいやつかな。そんなこと想像しながらのボッチで再鑑賞。ジャンプスケアにヒザがピョンと跳ねるぐらいのスケアを楽しみました。

スティーヴン・キング原作のホラー映画。アメリカの田舎の子供時代の感じが良く出ていましたし、排水溝や下水路、空き家などを徘徊するときの恐怖もアメリカンホラーらしさが感じられました。

1989年の夏休み。相次ぐ児童失踪事件。子供たちの心の隙間を狙う謎のピエロの存在。郷土史や古い新聞記事などが示す事件との因果関係。不愉快に感じる大人たちへのムカムカも恐怖をさらに掻き立てます。

『スタンド・バイ・ミー』('86)を連想するいじめられっ子たちの友情や淡い恋愛等もうまくホラーと馴染んでいたかな。ペニーワイズがなんで子供ばかり襲うのだろう、なんてことは考えないようにしました。食虫植物ハエトリソウみたいに顔が変系するのは怖かったです。

この物語から27年後。大人になったいじめられっ子たちが再びペニーワイズと対決する後半に続くのですね。
toriten45

toriten45