メリーポピンズは紛れもなく子どもたちが、子どもたちでいるための権利を取り戻しにきたんだと思った。これは瀧波さんのトトロの話と一緒だ！子ども時代に周りの環境を押し付けて、大人になることを無理強いさせてはならない。幸福が保証されるべき時間だと思う。
下の兄弟のお世話だけでなく父親、家政婦さんのお手伝いもこなす聞き分けのいい双子ちゃんたちが、キラキラ目を輝かせながらメリーポピンズの魔法にかけられ、子どもらしさを取り戻していく様は涙が出る。
今日あった楽しい出来事を笑顔で聞いてくれる人がいること、怖い夢を見たときに大丈夫だよと言ってくれる人がいることの安心感。単純な甘やかしではない優しさを持って子どもたちに接し、自分の役目を果たしたら傘をさして静かに消えるメリーポピンズのような人間になりたいです。。
