山さんの映画レビュー・感想・評価

山

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怪物(2023年製作の映画)

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子どもがリアルだった。すごいなーと思う。消しゴムでひたすら机消している子も、言うことがコロコロ変わる子も、嘘をつく子も。そして教室って恐ろしい場所で、適切な時に適切なテコ入れをしないと簡単にこうなり得>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.5

監督が誰も傷つけないように、言葉を選んで丁寧に喋っている姿が印象的だった。壊れそうな危うさもありつつ、とても優しい映画。
私にも3才から一緒だったウェリントン(黒いテディベア)がいる。久しぶりに実家に
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アス(2019年製作の映画)

3.7

追いかける逃げる系はあまり得意ではないので、ゲッとかウッとか言いながら、目を覆う指の隙間から鑑賞。不安煽るような音楽と共にウサちゃんが出てきたところで、あ〜?とはなったけど、最後まで引き込まれた。ゲッ>>続きを読む

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

4.0

いなくなるってことは、ここにいたってこと。退屈な日々にさようならを、思い出す。

細い目(2004年製作の映画)

4.4

オーキッドがいい!こんな子好きになってしまう!アディバヌールの存在はいつもヤスミンの作品のあたたかさやさしさの象徴のように思う。
わたしも好きな人に「恋する惑星」を勧めたい

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

4.5

ヤクザの日常ドキュメンタリー。あくまで日常なのが良い。東海テレビのすごい取材力と根性。暴排条例がこんなにダイレクトに効いてることを知った。部屋住みの若者キツかったな。。。

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.5

児童養護施設でボランティアをしたことがあるけど、ズッキーニがレイモンに言ったことと同じことをそこの子に言われた。「いつか来なくなるんでしょう」って。笑ってまた来るねしか言えなかった自分の情けなさを忘れ>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

気持ちの良い終わり方だった。でも大筋を通すための、フォースでそんなことできる!?って場面が多々あって笑った。
万引き家族を思い出す。血縁なんてどうでもいいよ〜

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

そう言えば見ていなかった
まあスターウォーズ だし、ハンソロだし面白かったけど、この映画単体にウーッ!とくるものはなかった。名前の由来のシーンは良かったかな

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

4.0

会話に現実味がありすぎてイライラしたり、ウゲーってなったりした。ブスとか地味とか言ってるお前の顔はどうなんだよ
萩原みのり、ブレない不器用すぎる正義感と、強さたくましさ。それとすぐ壊れてしまいそうな脆
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失くした体(2019年製作の映画)

4.0

手がカサカサと動き回る様子はちょっと笑えた。ナウフェルにとってレコーダーの中の記憶は、苦しいものなのか、それとも優しいものなのか。

ジョーカー(2019年製作の映画)

-

だれも自分を必要としてくれない、かと言って殺してもしてくれない世界で生きていくって残酷だ。自分がヤバイのは自分のせいじゃなかったって分かった時、どんな気持ちだったんだろう。怒り、悲しみ、少しの安堵?そ>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

誰かと一緒に映画をみるってあまり得意ではなかったけど、なんにも気にならない相手が出来た。嬉しいなあ。そうしてこういうスルーしてきた作品の面白さに気づかされる。4dxのリバイバルで見たけどちょっと大袈裟>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

これだけの労力がかかって、新聞が毎朝毎夕私たちのもとへ届いていることに素直に感動した。ただ見て通過するのではなく、考えて行動するまでが受け手の責任だなあ

天気の子(2019年製作の映画)

3.5

頭抱えてる。言いたいことは分からんでもないし、新海誠の意思が戻ってきた!って感じだし、空への圧倒的なこだわりを感じるけれど、けれど。
何かバランスを取ろうとして、それがうまくいかなかったように思った。
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7月の物語(2017年製作の映画)

4.0

夏が待ち遠しい!暖かい光、色彩の美しさ。男のだらしなさ、女のめんどくささ可笑しくてくすくす笑った。悲しいこと不安なことは多いけど、豊かに生きていきたいなあ。ギヨーム・ブラック男前すぎて緊張し、メルシー>>続きを読む

勇者たちの休息(2016年製作の映画)

3.8

去年はロードバイク及びツールドフランスの話を毎日毎日聞かされるという謎な環境に置かれていたため、なんというかこのデジャヴ感が。この映画にでてくるおじいさんも、人付き合いがあまり得意ではない彼も、『距離>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.2

あまり未来に希望はないけど、ブロークバックマウンテンを思うと、時代は進んでいる。人が幸せになるために13年かけてきちんと進んでいる。それを噛み締めながら見た。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.5

それぞれに続いていく人生で、ほんの少し重なって一緒に過ごした時間は、お互い別の道を歩き始めても、良くも悪くもなかったことにはできない。ケンカしたわけでもない、またねと笑顔で別れたけどもう会えないかな、>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

すぐわかる、ダメじゃんって。幸せになりたいっすねって言いながらどんどん遠ざかっていく。でもそんな客観的には生きれないから、ストレスで朝から布団の中で腹が痛いし、顎にふきでものができる。忌々しい。
仲原
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お早よう(1959年製作の映画)

4.0

いさむちゃんに倣ってこれから喜びはフラフープを回すことで表現していきたい

ケンとカズ(2015年製作の映画)

-

ムーンライトを思い出した。シャロンには手を差し伸べてくれた大人がいたけど、たぶんカズにはいなかった。苦しく自己防衛しながら生きてきたカズの前に現れたのがケンなんだと思う。
傷ついてきた分だけ優しくなれ
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.0

うたの吹き替えが中納良恵と聞いて、そちらも見たかったな。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

アニメーションが際限なくどこまでも自由なように、私たちも誰にも削られず縛られずどこまでも自由なんだよね。手放しに最高!

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

知らないものは大体みんなちょっと嫌いだし、曖昧な知識でマイナスなイメージを作り上げてしまう。でもこの映画でいうと、美味しさを知った時、その人の名前や生い立ちや生き様を知った時に、遠かった距離は近づいて>>続きを読む

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.5

今日を24歳女として生きている私は21世紀を生きる女の子だとギリギリ言っていいように思うので、受け手として好き勝手に言いたい。ジェンダーの揺らぎとあるが、ほとんどの監督たちは制服姿の女の子が主演の映画>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

-

度々の"わたしのことすき?"が刺さる。誰だって必要とされているって思いたい。確かに人より少し、誰かに必要とされていると感じる経験がまりこには少なかったかもしれない。だからこそ行為に対してあまり辛そうじ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

スクリーンから逃げ出したくなるような気持ちになるなんて、人気若手俳優を使った歯の浮くようなセリフの応酬である日本の恋愛映画だけかと思ったが、別の意味でランティモスもそうだったな、と思い出させられた。美>>続きを読む

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

4.0

2人のボーイズの今後に想像を巡らす母のような気持ちになった。Hi'Specの音楽もまた良い!

無言日記2018(2019年製作の映画)

3.8

エドワードヤンのロケ地巡りしたいし、OMSBのライブみたいな。

野獣(2018年製作の映画)

3.6

悪ふざけの延長の先に起こった悲劇。16分が果てしなく感じる。

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.2

メリーポピンズは紛れもなく子どもたちが、子どもたちでいるための権利を取り戻しにきたんだと思った。これは瀧波さんのトトロの話と一緒だ!子ども時代に周りの環境を押し付けて、大人になることを無理強いさせては>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

NY、せめてサンフランシスコってのは、東京、せめて横浜みたいなことでいいんですよね。共感だらけ!

赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

3.8

タイトル、ポスター、あとひと:みちゃんが出てるところに惹かれてみたけど、よかったー。劇中に出てくるバンドもちゃんとかっこいい。ハナの展開はうーんと思うこともあったが、ラストの持ってき方にはグッときた、>>続きを読む

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.5

強めなママのつくる大盛りパスタは美味しそうだし、外でパスタ食ったのバレたら殺される!と青くなる息子エンゾに笑う。なぜジャンレノはドラえもんになってしまったんだろうね。彼のオンボロの愛車をみて、漠然とし>>続きを読む

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