ダイゴロウ

浮雲のダイゴロウのレビュー・感想・評価

浮雲(1955年製作の映画)
4.0
はじめての成瀬巳喜男監督作品。

戦時中のインドシナでの情熱的な記憶。
終戦後もこの過去を忘れることができない女と、同じく忘れることができていないであろう男の物語。

酷い男なのに色気があって、嫌いになれないこの感じ…分からなくはない気がします。

暗くて悲しい物語で、観ていてしんどい部分があったものの、不思議と印象的かつ魅力的で心に残る傑作でした。