このレビューはネタバレを含みます
『顔のないヒトラーたち』では理解あるイケおじ上司として脇役だったフリッツバウアーが今回は主人公。こっちの方が実際の見た目に寄せたのか、眼鏡をかけた白髪もじゃもじゃのしのし歩く頑固おじさんって感じ。嫌なことあると怒ったり、部下と喧嘩したり、人間味ある人物として描かれていた。言葉の端々にあらわれるユダヤ人らしい皮肉(ジョーク?)にくすっと笑える。TVインタビューで言ってたことすごくよかった。
アイヒマンを自国ドイツで裁けなかったのは悔しい。でもこの後諦めずにアウシュヴィッツ裁判に繋がったのはすごい。
副題の「ナチスがもっとも畏れた男」ってフリッツバウアーのこと??それだとナチスじゃなくてナチス残党がではなく?