このレビューはネタバレを含みます
戦後ドイツの検事長バウアーによる、ナチ残党との戦い。彼の意志と政治的な思惑が様々な観点から描かれており、正義の在り方を考えさせられる良作。
またバディものとして楽しむのもオススメ。男娼に裏切られたカールが一旦はバウアーを売ることを考えるも、最期には燃え尽きた彼の背中を結果的に押すことになったのは胸熱な展開。
惜しむらくは邦題がイマイチなこと。アイヒマンの確保そのものはあっさり終わるので、そこを期待すると肩透かしになってしまう認識。原題を素直に訳せば良かったのでは。。