FranKa

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男のFranKaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終盤、カールの選択が印象的だった。アイヒマンの残虐な行為も、アイヒマンから見れば、「なすべき仕事」として捉えられていたのかもしれない。権威に従うことをして、「なすべき仕事」と捉えるか、たとえ権威に逆らうかたちになったとしても、自身の良心・理性に従って「なすべき仕事」を意思決定するか。その選択の違いは、どこから生まれるのだろうか。人生のどこに、分岐点があったのだろうか。アイヒマン、バウアー、カール、この三人の生き様が、対照的に描かれている作品。
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