※ネタバレ※
バカ映画。だけど最後まで見たら少しだけ評価できた
社会の底辺のクズによるクズ映画。仮釈放中のメル・ギブソン。しかし荒野との相性はバッチリ。
荒野をインターセプターで爆走するシーンはありません。今回はお爺さん役だし。
クズの娘もクズ。チンピラの女に成り下がり、当然アル中薬中。ただしすごい美人でチンピラ感の無さが惜しい。
結局クズ同士で追いかけ合って、最後はめでたしめでたし、トゥーカッターというよりチンピラのジョニー似にてるヒスパニックギャングはめでたく刑務所に収監。ムショにはMAXの仲間が居て、ぐるりと周囲を取り囲むというメタファ←使い方合ってる???で終り。
この粘着するヒスパニックギャングがなぜか無敵で、ポン中娘がどこにいてもすぐ追いつく。この無敵さが残念のきわみで、結局説得力を極端に落としてしまう。
無敵キャラはやはりウソくさすぎる。あり得ないし。
また途中で出てくるMAXの古い友人のじじいに簡単に裏切られてギャングに売り飛ばされそうになるが、ババアを銃床でぶん殴って危機脱出。最終的にはそのジジイにも銃弾を何発もお見舞いするという律儀な報復をしてくれる。
そんな感じでクズたちをきれいに掃除してくれるならスッキリするんだけど、そこが何とも中途半端で、MAX自身がじーさんのため、それほどLEATHALなWEAPONでもなく、結末では撃たれてしまう。
うーむ、MAXは手をバイクで轢かれても戦ったのに、寄る年波にには勝てず。
そしてここでまたまた登場、真のラスボス。最後のMAXの行く手を阻んだのは・・・・・・バカ娘。
狙ってくるヒスパニックのころし屋を目くらますため、援護するから娘が先に車に行けという命令を完無視。
娘はギャーギャーわめいて「パパと離れたくない」とMAXをしへと導く。んで、しっかり弾が命中して最期を迎えるMAX。
ころし屋に命を狙われてもiPhoneを手放さない娘。
自分の命を狙われても、チンピラに未練を残す、正にクズの中のクズは娘だったのだ、とテイラー大佐のような感覚で胸糞なエンディングでした。