仕事辞めたい時に、見た。
同じように悩める者を見て安心するというヒーリング効果あり。
見る人によったら背中を押してくれるし、勇気も貰えるだろう。
実際、僕もこの映画を見て、しばらくして、仕事を辞めました。
今作に出てくる主人公のように、辞めたいけど辞められない、そんな感じで一年ほど過ごしてました。
辞めたいと思いつつ働いて、いざ辞めたいと言っても引き止められて、ズルズル先延ばしになって、なかなか辞めるに至らなかった。
でもその最たる原因は、会社や上司ではなく、今一歩踏み切れない自分自身の思い切りのなさだ。
今まで培った経験を手放したくない、慣れ親しんだ環境から離れたくない、新しい環境に馴染めるか不安、といった適当な理由をつけて、現状維持を選択していた。
でも、変化したい欲求を理性で殺してしまうと、人らしさを失っていくので注意が必要だ。
本当は違うことがしたい、といった気持ちを抱えたまま生きていくと、精神を崩壊しかねない。
そうならないためにも、今一歩踏み出してみよう。
そんな風に思える映画です。
ここからは、余談。
仕事を辞めたいと思っている人はたくさんいるけど、その中で本当に辞める行動をとる人は少ない。
でも、その中で、本当に辞めてしまう人って、なんで辞めることができるんだろう。どんな要素があるんだろう。どんな要素があれば辞めれるんだろう。そんな事を考えてみた。
ここでは、僕なりの理由を二つにまとめてみた。
①感覚と勢い
これは別に職場に限らないが、どんな物事にも良し悪しやメリットデメリットがある。
職探しって、それを洗いざらい調べて比較するのが一般的なやり方なのかもしれないが、個人的にそれは不毛。
調べれば調べる程に、時間を費やせば費やす程に、いろんな情報が出てくるし、メリットとデメリットを測ったり、良いところと悪いところを比べて把握理解しようと躍起になる。
でも、そんな感じで、いろいろ考えだすと全てか嫌になってしまいがち。人にはどうしても悪い方向を想像してしまうクセみたいなのがあると思う。
そうなると、いつの間にか、職探しが「まだマシなところを探す作業」と化する。
本来新しい職場を探す作業なんて、自分の人生を創造していく作業であり、ワクワクドキドキして然るべきはずなのに、どんよりしたものでしかなくなっていく。
考え過ぎて、調べ過ぎて、グルグルして、疲れる。
そうなると、また同じような職場を選んだり、やっぱり今のままでいいかってなったりする。
そしたら、本末転倒だ。
そうならないための「勢い」が大切なんだ、と僕は思う。
いろいろと調べたり比較したりする事はある程度は必要な事かもしれないが、究極入ってみないと、やってみないとわからないのだ。
だから、出会いを大切に、感覚でなんかいいなと思ったらやってみる。
その思い切りを可能とさせるのが「勢い」である。
ブルースリー先生も言っていた。
「考えるな、感じろ」
考えてたら動けない。
感覚と勢いが、行動するのに大切なんだと思う。
②自己優先
会社に申し訳ない、自分がいなくなったらみんな困る、育ててくれた先輩に悪い、など罪悪感や自己嫌悪を感じて辞められない人がいる。
でも、一度しかない自分の人生なのだ。
他人のために生きてるわけではない。
自分が幸せになるために生きてるのだ。
今、行動しないと、後悔する。
もちろん行動したから、後悔することもあるだろう。
でも行動しない後悔より、行動した後悔の方が、後悔がないだろう。
変化を恐れず、自分の人生を生きよう。
そのための、「自己優先」だ。
「他者優先」という自己犠牲的な精神は、美徳とされ宗教や教育で植え付けられているが、それを敢えて無視するスタイル。
それより自分を優先していいんだ。
自分がしたかったらすればいい。
他人のために辞めないなんて選択肢は、自分自身にも失礼なんだよな。
自分を大切にしよう。