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ジュリアス・シーザーのlemmonのレビュー・感想・評価

ジュリアス・シーザー(1953年製作の映画)
3.5
キャストの力で飽きずに観れた。有名な話だけあって、観る前から少し億劫で構えていたが、そんなことはなかった。

ルイスカルハーンのシーザーがハマっていた。他の映画だと髭を蓄えた巨体のエロ親父的な印象だったが、存在感があり、包容力・カリスマ性もあった。

グリアガースンとデボラカーも、英国出身で互いに似たふんわりした魅力があるが、絡みが少なく残念ではあったが、二人が同じ画面にいてくれただけで満足。ガースンは良妻賢母の役が多いが、ここでは鬼の形相で、シーザーの妻を演じていて、底力のある人なんだなと初めて感じた。

ジョンギールグッドとジェームズメイスンがストーリーテラーとして映画を引っ張り安定感もあり。ブランドのカリスマ性もまたアントニーにハマっていた。


ただ、この手の歴史物は、ドラマでやったほうが面白い印象がある。登場人物が魅力的で、話のネタも豊富な分、2時間だと短いかも。だからといって映画は長くなってもつまらないが。

後半ブルータスの最後に重きを置いて、エピソードを絞ったのは良かったと思うが、そこがあまり面白くはなかったかなあ。
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