外国人監督が撮ったとはいえ、YOSHIKI中心のドキュメンタリーということもあって、大本営発表のプロパガンダ感は否めない。それでもTAIJIとの確執やTOSHIの洗脳にもちゃんと踏み込んでるんだけどね。もう少し客観的で美化し過ぎないドキュメンタリーを観てみたかった。感傷的な部分を編集で盛り過ぎかな。やっぱ日本人が撮ってLOXとかV2とか無敵BANDとかにも触れてほしい。
世界に出ようとしてからのXは、色々あるんだろうとは思うんだけど歩みが遅く全然前に進まない印象で、hideのことが好き過ぎた自分は、hide亡き後に復活したXには興味が持てなかった。
ただ、この映画を観て思ったのは、彼らは間違い無く日本の音楽史を語る上で重要な存在で、懐かしいとかじゃなくて現在進行形で語ることができるバンドだっていうのは素晴らしいことだなってこと。でもそろそろhideとTAIJIの死から距離を置かないと先には進めないんじゃないかなとも思う。そこにこだわりすぎると、それを利用してドラマチックに演出してるとも取られちゃうかなと。
サーベルタイガー時代のhideのライブ映像観れたのは良かった。あれってなんかで商品化されてた映像なのかな？
COLORとか筋少のこういうのも観たいなー。
