にっきい

WE ARE Xのにっきいのレビュー・感想・評価

WE ARE X(2016年製作の映画)
3.3
1980年代にイギリスから始まった新世代のへヴィ・メタルのムーブメントNWOBHMが、やがて海を渡りアメリカへと広がり、そして日本にもやってきた。そのムーブメントの終焉期にメジャーデビューしたのがXである。
インディーズ時代、音のデカさと素行の悪さから"関東3大粗大ゴミバンド"と呼ばれたり、同時期に同じ様な派手なルックスと速く激しい曲で比較され"西のAION、東のX"と呼ばれたりしていたのが、メジャーデビュー後あっという間に人気が出て行く事になる。
ファンの見たいであろうTOSHIの洗脳、HIDEの死、TAIJIの死等は描かれているが、時系列通りでもないし、それ程詳しくバンドの歴史が語られるわけでもなく、かと言ってコンサート映像がメインでもないので盛り上がりどころが無い、完全にファンの為の作品。
せめて代表曲の"X"や"紅"、新曲の"Born to be Free"だけでもフルコーラス流れれば、より盛り上がったと思うのだが。まぁ映画館でxジャンプされても困るけど(笑)ちなみに自分は"オルガズム"が1番好きなので、この曲が聴きたかった。
画像は荒いが古い映像も観られたので、熱狂的ではないがインディーズ時代からリアルタイムで彼らを知っているファンとしては嬉しい限り。
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