Mikiyoshi1986

WE ARE XのMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

WE ARE X(2016年製作の映画)
3.5
バンドリーダーYOSHIKIの目線からXの軌跡を追ったドキュメント映画。

昔からYOSHIKIの側には超美人な外国人のお姉さんがいる印象があったけど、今も変わらずいたのでなんだか安心しました。
hideファンだった私にとっては今までYOSHIKIの生い立ちをこれほど詳しく知る機会もなかったので、
彼にとっての「死」にそんな辛いバックグラウンドがあったのかと…。

強さと弱さの両方を如実に併せ持ってたYOSHIKIはそれこそピアノで(姫コスで)繊細な部分を、ドラムで爆発的な衝動の部分を使い分けてた印象があって、
やはり才能と信念に溢れた人だったんだなと今回強く思い知らされました。YOSHIKIすごい!

思えば当時ビジュアル好きだった姉の影響でXを聴き始めた小学生時代。
Xの解散でワイドショーと姉の心は揺れに揺れてたけど、
ラストライブの翌日にはもうhideがいち早くソロ活動を始動させてて、シングル「ROCKET DIVE」を聴いた時はとてつもなくワクワクした思い出も。
(ところで姉ちゃん、オレのスペシャル怪人カードどこやった?)

まさしくカリスマ的存在だったhideの急死はもうショックすぎて、当時の新聞は今も大切に保管してあります。
美術と下ネタが大好きだった内気な少年にXが与えた影響はあまりにも大きく、
高校で同じくX&hide好きの奴と親友になって、そこからバンドにのめり込んでいった日々のことを観ながら思い出してました。

でも年を追う毎に聴く音楽は目眩く変化していったし、
去年の紅白を見ててもやっぱり私はHIDEの面影をどこかに探してしまってて、再結成後の新曲もいまいちピンと来ず。

個人的には劇中のYOSHIKIとTOSHIとの仲直りの重要な過程がザックリすぎたので、そこをもう少し掘り下げてほしかったかな。

あれから劇的なインターネットの普及もあり、紆余曲折を経て今や世界中から熱狂的な支持を受けているX JAPAN
HIDEとTAIJIの夢と共に、これからも海外へ向けた快進撃を続けてほしいと思います!
Mikiyoshi1986

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