We are X
やっと観れた……
私が学生の時にちょうどX JAPANの解散があってその直後にファンになりました。
もちろんそれまでも存在は知っていたし曲も聞いていたけどファンというほどではなくて
なんで好きになったかと言うと同じクラスの男の子にめちゃくちゃhideが好きな子がいてその子からhideのかっこ良さを聞いていたんです。
それでXというよりもhideのファンになりました。
好きになってそんなしないうちにこの世から居なくなるとは思ってもいませんでしたね。
YOSHIKIが長年ずっと何も語る事はなく
本作の中で父親の事と一緒にhideの事を話してると知り
観たいとは思っていました。
だけどあの当時散々悲しんで傷ついたので
向き合うのが嫌で観るのが怖くて観れなかったです。
でもやっぱり観たくて…
冒頭のオープニングタイトルのところでhideの姿が出て涙が出てきて
もう既にダメでしたね。
動いてる姿見るとどうしても蘇ってきて…
YOSHIKIの苦悩だったりTOSHIの洗脳の事だったりTAIJIの事だったり
バンドと言えば長く活動すればするほど色々な問題がでてきますが
Xほど問題だらけのバンドも珍しくて改めてこんな問題だらけのバンドだったんだって再確認しました。(褒めてます)
その分、日本のバンド…特にビジュアル系バンドというジャンルの先駆けになったし
今では一番上に君臨しているんじゃないかと思います。
これからも語り継がれていくバンドだと思います。
私自身、本作観てビックリしたのは、TOSHIの洗脳の事をYOSHIKIとTOSHIがそれぞれインタビューに応えているところ。
1992年頃から前妻の影響で既に洗脳にかかっていたらしい…Xも活動していた時期だし、そんな前からなんだと驚いた。
「バンドのメンバーは悪」
そういう洗脳をされていたよう。
YOSHIKIは洗脳にかかっていても幼少期からの幼なじみであるTOSHIを受け入れようとしていたらしい。
でも当時のTOSHIにはその想いは通じず、
結果解散に至ってしまった。
不仲と噂されていたのが95年か96年頃だったと思うけど、実際歌番組に出た時もその雰囲気が出ていたのを思い出す。
(HEY!HEY!HEY!とか。わかる人にはわかる)
ラストライブの時もTOSHIはメンバーと一言も交わさずライブに挑んだという。
TOSHIのMCの時にYOSHIKIとhideがあらかじめ、「TOSHIが余計な事を話し始めたらマイクを切れ」
とスタッフに指示していたとか。
よくそれでライブしたな!ってくらい
ただ、あのライブはすごく良かったんですよね。
ドームには行けなかったけど感動して泣いたのを思い出す。。
色んないざこざがあった時にいつもYOSHIKIを支えていたのがhideだったと。
YOSHIKIは幼少期に父親が自殺をしていてそれが心の傷になっていた。
だいぶ後になってhideもまた亡くなってしまう。
自分にとって大事な人がいなくなってしまう辛さや孤独をずっと抱えてきたんであろう事が
彼の作る楽曲からすごく伝わってくる。
YOSHIKIは自分に問う
「僕は何だ」
後に洗脳から解けたTOSHIとYOSHIKIが2人でスタジオの中で話すシーンがある。
洗脳がまだ解ける前にNYにいるYOSHIKIにTOSHIが訪ねに行ったというエピソード。
一時的に引き離される事にはなったけれど幼い頃にできた絆がまたこうやって引き合い奏であうのは滅多にない事かもしれない。
ただ、その様子を見ているだけで嬉しかった。
hideが生前話していた言葉で好きな言葉がある。
「元X JAPANのhideさんです。って紹介されるけど、俺は辞めてないから!
ずっとX JAPANのhideだから」
いつかまた復活すると信じてソロの活動も精力的に行っていたhideだから言えた言葉かなぁと。
だからこそ、今の復活したXにhideがいない事がやはり悲しい…
たまにXの映像を見返す事がありますが、hideがいた頃の映像しか観ません。
あのハイセンスでカッコイイhideちゃんが好きなので、何百回何千回同じ映像でも飽きません。
海外のファンの中にもhideのコスプレしてる人が多くて、生前の頃は知らない筈のファンの人達にもその魅力が伝わっているのが本当に嬉しい。
バンドの母親だったというhideが、TOSHIのために魚の骨を取ってあげるというエピソードがとても好きでした。
メンバーじゃないとそういう話は聞けないから。
TOSHIとYOSHIKIがhide、TAIJIのお墓に行って弔うシーン。
さすがYOSHIKIだなと思ったのが、お墓に
ドンペリを置いて乾杯するところ。
しかもピンドンだったような
こんな仲間最高でしょ!!
2人のためにもまだまだステージにたち続けるみたいなのでこれからの彼らに期待です。
補足
X(エクスタシー)持ってるか?
と外人に聞かれて
We are X
と応えたというエピソード、大好きです。(´౿`)♡