このレビューはネタバレを含みます
心に傷を追って音楽に救われ、
純粋にバンドを楽しんでいた、
才能溢れる青年達。
メイクを落として、
固まってリハーサルをしている様は、
可愛くて微笑ましい。
バンドが大きくなるにつれ、
取り巻く環境が、
変わっていくことが切ないと思った。
夢を得る為には、
何かを犠牲にするのかもしれない。
それは、大切な友情や自分自身でさえも。
その過ちに気付いた時からが、
1番苦しくて乗り越えなきゃいけないのだろう。
私が、このバンドを好きになったのは小学生の時。
ライヴビデオを夢中で観ていたあの日。
この中に入りたいと想い続けて十数年、
復活ライヴで想いは叶い、泣き崩れた。
まさか、映画になるとは。
あの時の自分に教えてあげたい。
映画を観たら、
優しい曲が作れるのが分かるよと。
そして、あの時も現在もこのバンドに伝えたい。
好きにならせてくれてありがとう。