てるる

ディスクローズ 葬られた秘密/ワイルド・ホースのてるるのレビュー・感想・評価

2.5
突然ですが、僕はおじいちゃん俳優が大好きです。
1番好きな俳優はランス・ヘンリクセンだし、他にも「この人が出てたらなんか安心して観られる」てだいたいおじいちゃん。
有名なところだとモーガン・フリーマンとかクリント・イーストウッドとか。
ロバート・デュバルもその一人。
たぶん最初に意識したのは「ディープ・インパクト」で宇宙飛行士役には泣けた。
でもその頃からおじいちゃん。
更にその前の名作「カラーズ」や「フォーリング・ダウン」の時もおじいちゃん。
そんなずっとおじいちゃんな彼が2015年に監督・脚本・主演まで努めたのが本作。
脇を固めるのはジェームズ・フランコとジョシュ・ハートネットなので期待しない訳にはいかない!

結果は今まで日本に入ってこなかったのと、入ってきてもDVDスルーになったのも頷ける作品だった…。

デュバル演じるスコットはテキサスの保守的な頑固ジジイ。
自分の息子の一人ベンがゲイということを受け入れられず、男との密会を目撃して怒り狂い、ベンを家から追い出してしまう。
そしめ密会していた相手はその後行方不明になる。
十数年後、女性テキサスレンジャーがその事件の真相を暴こうとやってくると同時に、疎遠になっていたベンが街に戻ってくる。
果たして失踪事件の真相とは…。

テキサスというアメリカ南部が抱える問題。
ゲイは悪だという考えや、男女差別、人種差別、移民問題やら警官の汚職などなど…色々と詰め込みすぎてどれも中途半端。

副題にもなってる「葬られた秘密」も正直たいしたことないし、秘密が分かった後もあっさりしすぎだし。

頑固老人が死ぬ前に考えを変えていって家族を再生する話にフォーカスしたほうが良かった気がする。
せっかく息子役のジェームズ・フランコとジョシュ・ハートネットが良い演技してるだけにこれまたもったいなくって…。

ちなみに女性テキサスレンジャー役の人、ロバート・デュバルの41歳下の奥さんらしい。
おじいちゃん現役!
てるる

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