Boss2054

オペレーション・クロマイトのBoss2054のレビュー・感想・評価

4.8
長沙里9.15に感動したので、
関連作品ト云うコトで観ました。
長沙里が陽動作戦ならコチラは本作戦。
ですが、作品的には、その本作戦、
オペレーション・クロマイトを背景にしたスパイアクションの趣が濃厚です。
メッセージ性よりエンタテインメント性の方が強力です。
もちろん、嫌いではありません❣️
ハリウッドだったら、トム・クルーズがやりそうなスパイアクション映画です。
ミッション・イン・ポッシブルの韓国映画版をイメージすると良いでしょう。
ただし、舞台は、朝鮮戦争ですが、
そんなワケで、
主人公は、まんまと北朝鮮の軍人になりすまし、敵地に潜入します。
もう、コノ設定だけで、いつバレるか?
ト云うサスペンスが生まれますよね。
そして、それが、物語の三分のニくらいのところまで通底トして機能しています。
で、目的は、機雷の海上配置図を手に入れるコト。
コノ目的を一本に絞っているところが、物語を面白くしている。
余計なコトをしないのが良い❣️
で、その作戦の成功が、オペレーション・クロマイトの成功にダイレクトに繋がっているト云う設定も作品のスケールを大きくしている。
何しろ、作戦の立案者は、リーアム・ニーソン演じる、マッカーサーですからね⁉︎
で、物語は、二転三転。
主人公の目的は、
海図の奪還から上官の誘拐、灯台の奪還、海岸地帯のトラップの爆破ト目まぐるしく変化してゆきます。
その展開の中に、仲間の死や親子の別れ、夫婦愛など、韓国映画らしい、泣きのシークエンスが入りますが、
決して物語の展開を邪魔していないし、
むしろ、作品のドラマ性を深めるために貢献しています。
ホンの面白さもありますが、
スパイアクション映画の演出の巧さを感じました❣️
実にテンポが良い‼︎
例えば、
マッカーサーサイドの作戦立案室のシークエンスと北朝鮮サイドの作戦立案室のシークエンスのカット割りなんか最高に巧い‼︎
両者のかけ引きがテンポ良く表現されています。

で、まあ、最終的に、
コノ、オペレーション・クロマイトが巨大な作戦だと分かるワケですが、
長沙里トコノ作品を観て、
いかに自分が朝鮮戦争ト云うモノに対して無知であるか思い知らされましたね。
不勉強を恥じるばかりです…。
何しろ、マッカーサーの拠点は東京ですからね⁉︎
主な軍事拠点も全て日本サイドに置かれていますからね。
関係ないとは決して、言い切れませんよね。

あ、でも、作品自体は、スパイアクション映画トして充分楽しめました❣️
また、関連作品があれば、探して観てみます。
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