いの

トゥルー・グリットのいののレビュー・感想・評価

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
4.2
悪しき者は 追われなくても逃げる




①深い川を渡る馬(リトル・ブラッキー)の賢さに3億点!
②熊が馬に乗ってる時点で即7億点!
③でも、私は動物園の爬虫類館に入れないくらい、あの生き物が苦手なので、マイナス2億点!
④え---(頭の中で暗算中)、
しめて、賞金100ドルね!(なんじゃそりゃ)
半分だけ先に渡します。


女はつねに正論を吐く
たとえそれが14歳の小娘だとしてもだ


おっきなコートと、おっきな帽子をかぶるマティ(「スウィート17モンスター」の拗らせ女子ネイディーンの前身)。賢さは身ヲ助クルけど、恋には縁遠くなっちゃうのよね。



保安官ジェフ・ブリッジスの、煙草のくわえ方好き。出演作品ほとんど観てないのに言ってしまうけど、こんなマット・デイモンを初めて観た。



最後の方、2人が馬に乗って大地を駆ける。夕方から陽が落ちて夜へ。音楽と、その色味が本当にステキだなと思う。この前のバスターのバラードでも思ったことだけど、これがコーエン兄弟の夜の色味なのかな。



【再鑑賞】2024年1月上旬

『勇気ある追跡』を観てからこちらに。こちらはやっぱりコーエン兄弟の味がする。同じ原作小説なのに、同じ場面なのにこうも違うのかと。映画って奥が深い(当たり前かw) この場面は『勇気ある追跡』の方がいいな、とか、ここは『トゥルー・グリッド』の方が現在においては意味があるのかも。などと比較して鑑賞できたのも楽しかった。
いの

いの