思ってたより悪くなく(良い意味で)拍子抜けした作品
撮影技術や俳優・CGなどなど、どれをとっても悪いところはない。むしろ思わず感心してしまうような場面がところどころにあり、てっきりクソ映画よりの作品だと思い込んでいた私にとっては嬉しい誤算だった
中でも特にモンスター造形は素晴らしく、ケンタウロスをメタリックにしたような私のツボをついてくるものであり「かっけぇ…」と思わず感嘆の声が漏れる
また、「助けを呼べない閉鎖空間でモンスターに襲われる」という大枠のストーリーは使い古されたものでありながら、その舞台を擬似的な閉鎖空間として荒野に移したことは物語のバリエーションとしていいなと思ってしまった
少し気になる点はいくつかあるが、物語の前半がギスギスピクニックシーンで構成されていて、そこが絶望的につまらないこと以外はさしたる問題には感じなかった
総じて、テレビでやってたら3割くらいの人はチャンネルを変えずに見るんだろうという作品でしょうか