前情報なし、Huluでポチッとな、だったんですが、面白かった~。
好みは分かれるのかな?セリフで展開させる系だし、設定的に展開は読める。
でも面白かった~。
お嬢様の秘密の花園。高貴なマウンティング、いや、少し違うかな。
人を貶めて上であることを示したいのがマウンティングだとしたら、主人公はもうすでに自分が上であることは至極当然の事実として振る舞ってるし、周りもそう思ってるもんね。
ただそんな日常では、優越感が物足りなくなった彼女の行く末の物語。
まさに究極のエゴイズム。
全力で、もうそれはそれは全力で、自己愛振りかざしてくる(笑)
なんていうか、そうなるのって、凄く当然で単純で純粋な欲求で...と思わせてくる世界観がまた良いね~(^-^)(^-^)
あれだね、コンプレックスとか下方向の感情すら持たないくらい、上の人間として愛され、生きてきた人間が、次に思う当たり前の欲求ってかんじ。
ほら、神話の女神たちってビックリするくらい自己中じゃんね。自分を心地よくさせてくれるモノじゃなくなったら、当たり前に切り捨てるじゃん?
そーゆー発想が当然に浮かぶくらい高貴な存在として、自分のことを認識してるし、周りも扱っているのがが主人公。
こんなにも歪なのにね。
特に清水富美加とまりえちゃんの聖堂でのシーンが大好き。
どんだけ利己的で濁って腐った話をしてても、女の子たちの仲良さげで楽しそうなクスクス笑いが転がっていれば、そこにはやっぱり花が咲くなーって。
まさに、すずらんが咲いているよう。
白くて凛として高潔なすずらんも、実は葉にも根にも毒がある。
あー、怖い怖い。