SPADA

君の膵臓をたべたいのSPADAのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.0
『君にとって、生きるってどういうこと?』
キャスティングや世界観の作りに不自然さが少ない、だからのめり込んで観れた。そして涙が止まらない止まらない、嗚咽が出るわ出るわ。死ということもテーマではある、恋や思春期、それもテーマではあるだろう。でもなんでこんなに涙が出るのか、ありきたりな健気だけど恐怖に怯えてる、表には出さないヒロインにも、冴えない主人公の葛藤にも理由はあるだろうけど。個人的な理由はこの映画が一貫してさまざまなテーマをアンニュイに描いていることではないのだろうか。そのぼかされたテーマにどこか感涙するものをふくんでるのではないだろうか。愛や死、孤独、友情や家族、恋人。もうまどろっこしいこと考えないでこの悲しくも美しい作品に浸れたのが幸せである。浜辺美波の陰と陽をうまく使い分ける力にやられた、ファンになった。殴り書いてもうなに言ってるかわからないけどそういう映画。
SPADA

SPADA