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真夏の素肌のodyssのレビュー・感想・評価

真夏の素肌(2014年製作の映画)
2.0
【父を訪ねて】

DVDにて。日本では劇場未公開。ロシア映画、ニギーナ・サイフルラーエワ監督作品、2014年、91分。原題は"Kak menya zovut"(私の名を呼んで)。

夏、モスクワに住む17歳の少女オーリャとサーシャのふたりがクリミアを訪れる。オーリャはそこに住む父を訪ねようと、友人のサーシャを誘ってやってきたのである。だが、内気なオーリャは一度も会ったことのない父の家を前におじけずいてしまう。そこで奔放なタイプのサーシャは自分がオーリャだと名のって・・・

まだ見ぬ父に思春期の娘が初めて会うというストーリーだが、友人と名を入れ替えたばかりに、友人が娘、自分はその友人という立場に置かれてしまうという展開。

ただし、そこから重大な何かが起こるのかというと、それほどでもなく、初めて訪れた土地での一夏の出来事のような成り行きになる。

もっとも、内気だったオーリャは初体験をし、奔放なタイプだったオーリャは自分が娘だと名のったばかりにオーリャの父に父性を感じてしまう・・・そこが若干面白い。

オーリャ役とサーシャ役はそれぞれ美形で、露骨なセックス・シーンはないけれど、ヌードや下着姿を見せてくれる。
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