希死念慮

サマー・ヴェンデッタ/ボドムの希死念慮のレビュー・感想・評価

2.4
1960年にフィンランドのボドム湖で(実際に)起きた未解決殺人事件を元に作られた作品。

事件の真相を追求する様なシーンやホラーシーンは殆ど無く、少し期待外れな作品でした。何方かと言えば歪んだ友愛と若さ故の軽率な行動が引き起こした全く別の事件がメインで、そこにボドム湖事件が無理やり「僕も混ぜて〜!」と乱入して来た様なストーリーでした🧐

未解決事件を題材にしてるとの事なので「私が思い描く事件の真相はこうだと思う!」と、非現実的な作者の妄想を元にストーリーが作られているのかと思いきやそこも期待外れ。やはり未解決事件なだけあってか謎だけを残したまま終わってしまいました。

途中どんでん返しの展開もありましたが、よくあるオチだったのともう少し鑑賞者を騙す見せ方をしてからのどんでん返しが欲しかったなと感じました。又、カメラアングルが見にくいシーンもありやはりそこはB級映画。

謎と意味不明を履き違えた様なラストでしたが「後の事はご想像にお任せします」タイプが好きな方には合っているかも…?🧐
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