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アンダー・ザ・シルバーレイクのOKのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

もっと洒落臭い話だと思って身構えてたけどサラッと見るぶんにはただの陰謀論カルト映画だった。
全体的な雰囲気は好き。特にファッションとインテリアはドツボ。
しかしUSサブカルチャーに明るくない上にかなり鈍いため、全くと言っていいほどオマージュを拾えず残念。ガチでスパイダーマンくらいしかわからんかった!
また内容としてはかなり不気味の部類に入ると思うんだけど、わざとなのかあまり不気味を感じ取れないようなサラっとした仕上がりに感じて、私はもう少しべとっとした質感の不気味が好みなので今作はあまり刺さらなかった。
フクロウ女は結局なんだったん?カルトの関係者?人物というよりオカルト現象ってことで片付けていいのかな。ホームレス王も謎。(調べたら金はあるがあえてホームレス生活を選ぶ人というのがいるらしく、そういう人は知識や先見の明があって有名人とかから相談受けたりするんだって。へえ。そういやジョン・ウィックにもそういうポジションのやつ居ましたね)
アンドリュー・ガーフィールドのイケメンだけどだらしなくてちょっと冴えないオタク役がかなりハマってた。家賃払えよ。
暗号を解いていくシーンは置いてきぼりだが気持ちいい。
陰謀論にハマりすぎてガールフレンドにヒかれて別れて、久々に会ったら向こうには稼いでそうなフィアンセができてる流れはかなり良かった。アメリカの男女関係って日本とだいぶ違ってオモロイよね。付き合おうとか別れようとか明言しない感じ。

好きな台詞および歌詞
・私達は世の中や肉体を楽しんでいるだけ。それに音楽もね。
・僅かな時間しかない。その間に楽しみ、ファックし、自由になる。
・皮肉は若さへの足枷

↑今見たら上2つは割とカルトへの伏線になってるんすね…

同監督のイットフォローズも勧められているのだが、今作もホラーではないにも関わらず得体の知れない何かに尾行される恐怖の描写に力が入っているような気がして、なるほどなと思った。
OK

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