男尊女卑が根付いていた大正時代。主人公は家の文化である少尉と無理やり結婚させられそうになる。最初は愛の無い結婚を拒否していた彼女だが、だんだんと少尉に心惹かれるようになり…ってお話
調べたら昔テレビアニメで放送されており、本作は言わばリメイクのような映画。テレビアニメ版は見ていませんが、どうやら打ち切りのような形で終わったんですね。
この映画版は1時間40分に収めるためには仕方ありませんが、結構テンポ早くどんどん進む。けれど主人公の性格的にも、物語が全体的にコメディ調なので、物語についていけなくなることも無い。とっても見やすい。
また、大正時代の女性たちに焦点を当てた作品は見たことがなかったので、意外性でも楽しめた。「元始、女性は実に太陽であった」という有名な言葉を胸に自立した女性として生きる主人公たちが素敵。好きな相手は自分で決める、とはっきりと言える主人公素敵。
声優も豪華。主人公が早見沙織さんだったり、少尉は宮野真守さんだったり。作画崩壊も無いので、安心して楽しめるアニメーション作品である。
後編も見たいが…ポスターを見る限り重そうな……