シミステツ

サーミの血のシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

サーミの血(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

差別的な扱いを受けていたスウェーデン北部のラップランドで暮らすサーミ人。エレはサーミ語の使用を禁じられ、成績が良くても進学すら望めない。「この学校の子は進学できないの」推薦状を書いてくれない教師。「あなたたちの脳は文明に適応できない」

スウェーデン人のふりをして夏祭りに忍び込みニクラスと恋に落ちる。彼のもとへ泊まるも厳格な親の反対で帰ることに。

ラップランドから来たならヨイクを歌ってなど「人類学」として奇異の目に晒されるところも辛かったし、ニクラスはクリスティーナではないことを見抜き、本名を教えてと。そして去っていく。先住民族・少数民族差別、深い孤独の中で自由に生きたいと願う少女。実際に監督もサーミ人の血を引いていて、主演もサーミ人の子が演じているということ。