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荒野の用心棒のYOKのレビュー・感想・評価

荒野の用心棒(1964年製作の映画)
3.6
オープニングを聞いた私の第一声「ユーコンの時の荒々しい大泉君のテーマだ!!!」

クリント・イーストウッドめっちゃ若いし、子供相手にバカバカ銃弾打ち込む髭面おっさんにと、最初からだいぶぶっ飛んでて面白い。若いイーストウッドがウルヴァリンのヒュー・ジャックマンに似ていてめっちゃイケメン。

テーマソングが流れる度にユーコンの大泉君が長靴に半裸で森の中を突っ走るシーンが頭に流れちゃって笑ってしまった。水曜どうでしょうからの刷り込み、強い。作中、10分に1回くらい流れるもんだから笑いっぱなしだった。

撃たれて落馬するシーンなんて、人も馬もゴロンゴロン転がってめっちゃ見応えある。こういう力技というか、役者の力100CGとか慣れしちゃった目に新鮮だった。役者や馬の演技力が存分に見れて良き良き。

しかしまあ頭が良くないので、イーストウッドは誰の用心棒をなんの為(金?)にしてるんだ???ってなった。ラモンが悪役で良かったのよね?

結果的にわたしの理解力が壊滅的なせいでストーリーは今ひとつ追えなかったけど、インストウッド演じるジョー(名無しの男)が良い人だったのと、ジョー以上にカルロスが良い奴だった。拷問受けても彼はジョーを売らねぇぜ!

バイオハザードシリーズやりまくったおかげで銃に詳しくなったつもりでいたけど、敵が持ってる銃をセリフの中で何度も「ライフル」って言ってんのにショットガンだと思い込んでいたので、私はもう銃について語れんと思った。好きな銃はウルフズべインです。

そんなこんなでジョーの行動が回りくどいというかあっち着いたりこっち着いたりの堂々たるスパイ活動のおかげで頭よわよわな私には???って感じではあったものの、しっかり最後まで観れたしそれなりに楽しめた。

監督が黒澤明の「用心棒」を見て感銘を受け西部劇に作り替えたって見て、シンプルに黒澤明ってすごいなーって思ったりもした。黒澤明の「用心棒」も見てみたひ。

映画見てる途中ずっと、大泉君だ!大泉君のテーマソングだ!荒々しいというか騒々しい!!!なんて爆笑観てしまうと言う間違った楽しみ方をしてしまったものの、名作を観れたのは良かったかな。

西部劇ってなかなか入り込めないところがあって避けがちだったけど、わりかし観れたので、ドル箱三部作と言われる別二作、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』も観てみたい。

若イーストウッドかっこよくて惚れた。
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