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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!のKUBOのレビュー・感想・評価

3.8
7月5本目の試写会は「ポケットモンスター キミにきめた!」大人限定試写会。

懐かしい。何から何まで懐かしい。

劇場版ポケットモンスターを見なくなってからしばらく経つ。息子を連れて毎年必ず家族で見ていたポケモン映画。レアポケモンもらうために、トイザらスで前売り券買わされたな〜。

ポケモンは今年20周年だそうで、うちの次男と同い年。息子たちはポケモンでひらがなを覚えたから、最初のポケモンの名前は「ああああ」。みんなそうだよね。

ポケモンセンターの音楽が流れるだけで和む。ロケット団が出てくるだけで和む。何と言っても「ピカッ」って声で和む。

大谷育江さんは最もすごい声優さんかもしれない。怒りも、悲しみも、喜びも、「ピカ」だけで表現できるのだから。

ポケモンと共に育った世代にはたまらない作品に違いない。子どもの成長と共にポケモンの世界を旅してきた私も、温かい郷愁を感じるのだから。懐かしいポケモンに、フィールドを歩くときの音楽に、まだ幼かった子どもたちのポケモンと過ごした時間が蘇ってくる。

まだタケシともカスミとも出会う前の、サトシとピカチュウが絆で結ばれるまでの、いわば「エピソード1」。劇場版ワンピースの「エピソード オブ チョッパー」のような、過去のストーリーを劇場版として新たに描いた作品。「STAND BY ME ドラえもん」のように、大人を泣かせる映画。ポケモンと共に育った大人たちに向けた作品です。

(上映後には、本作の主題歌を歌っている林明日香さんが登壇。懐かしき「七夜の願い星 ジラーチ」の主題歌「小さきもの」を熱唱。こちらも懐かしくて感動しました!)
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