ノノ

羅生門のノノのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
4.5
めちゃくちゃ久しぶりに見た!!
大雨の羅生門から始まり、光に満ちた羅生門で終わる。人間のエゴイズムをこれでもかと追及し、最後にはちゃんと希望を持たせる。京マチ子演じる真砂が狂ったように笑うシーンが本当に良い。人は見たいものだけを見て、覚えて、嘘も語っている間に本当のように錯覚してしまうところがある。
自然光で撮られた森の中の木漏れ日とラスト、赤子を持って立ち尽くす旅法師と杣売りが遠くから、近くからいろんな角度で映されるシーン素晴らしい。カメラワークが最高だと思った映画は大体宮川一夫が撮影監督してる。
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