キリング・ファミリー 殺し合う一家のアンディアンダーソンのレビュー・感想・評価

「キリングファミリー」ではないよなぁ。

もっとどえらいのを期待したけど、そうでもなかった。
全編淡々と進んでいくのでパワーはないが、雰囲気はある。
殺人描写、暴力描写がかなりリアルで、暴力を受ける側が下手に泣き叫んだり苦しむ姿を見せないのが逆に残酷に感じる。

「深淵を深く覗き込む時、深淵もまたこちらを深く覗き込んでいるのだ」というニーチェの大好きなこの言葉がぴったりだ。