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インサニティのYOKのレビュー・感想・評価

インサニティ(2016年製作の映画)
3.6
『バイオハザード/ウエルカム トゥ ラクーンシティ』の公開が楽しみすぎて待ちきれないので、ゾンビもの見て心やわ落ち着かそう(?)と思って、ぽちっと再生。

オープンニングの曲の歌詞がもうだいぶ暴力的だし映像もグロめ。なんか分からんけど『ジーパーズ・クリーパーズ』が観たくなった。

お話としては、若者6人がとある島で独立記念日を楽しむパートと、とあるアパートで2人が死亡ひとりが重傷を負った事件を追う警察の2部パートで展開していく。このふたつがどう絡んでいくのかは純粋に楽しめた。

そのメインの2パートとは別に謎の実験施設?的な場所での映像がちょこちょこ入ってくるので、やんかしら人為的なことが原因なのでは?って予想立てながら観ることも出来た。

驚かせ方がなんとも古典的(視界から飛び出す、唐突に飛びかかってくる)なのに、「ぎゃ!」っていちいち驚かせてくれるのよ。前半の楽しむ若者6人組のシーンがダラダラ長かっただけにもう少し発症してからのパニックシーンを楽しませて欲しかったかも。

ちょっと前に有吉とマツコが「ゾンビ同士って揉めないからさ、いっそみんなゾンビになった方が平和になるんじゃない?」的な話をしてるのを見て、言い得て妙じゃん!と目から鱗だったんだけど、今作ではめっちゃバトってた。ゾンビ同士威嚇して取っ組みあってて、平和じゃないタイプのゾンビだった。良き良き。

個人的にゾンビ同士戦うのが新鮮で面白かったので、是非とも誰かゾンビとゾンビが仁義なき戦いを繰り広げるどうしようも無い世紀末映画を撮ってくれまいか。誰なら撮ってくれるかな…ジェームズ・ガンならワンチャンあるかな???

ってか夜が明けた後の展開、衝撃すぎて笑った。結局人間が何よりも1番怖いや、関わらんとこ。来世は絶対金持ちの家で最高レベルの待遇を愛情を受けるわんこに生まれ変わろ。畜生道バンザイ!

結果的にブリーがめっちゃ可愛そう。
何も悪いことしてないしクスリだってやらんかったのにこんなことに…巻き込まれすぎだろ。

分かりにくいところもあったにはあったし、結果的に目的も明確に述べられている訳じゃないけど「コイツろくでもねえこと考えてやがる」ってのは伝わってきた。

B級感強めではあったものの個人的には満足出来た作品。
ゾンビ同士の喧嘩が楽しかった。ちゅき。
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