キョン太

あしたは最高のはじまりのキョン太のレビュー・感想・評価

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
3.8
リゾート地でガイドの仕事をしながら、享楽的に生きていたサミュエルが得難い出会いと学びを得る物語。
小さな嘘と軽いノリで、夜な夜なワンナイトをエンジョイしていた彼のもとに、ある日突然赤ん坊連れの女性が現れる。
あなたの子よ、と赤ちゃん置き去りに焦り、なんとか母親に返そうとイギリスに渡るも、母親は見つからないわ財布は落とすわでもう大変。
このイギリス行きでの出会いを経て、観念したのかサミュエルは娘をしっかり育てる。
スタントマンの仕事を得て、楽しいばかりの暮らしがもう8年。
母親に捨てられたと気づかれないよう会えない理由を設定するも、娘グロリアは母を求めており、どうしようか悩んでいるところに突然連絡がとれるようになり……という話。

ざっくりした展開もところどころにあるけど、本題はそこじゃないんだよね。
小さな命を全力で愛して、様々な気付きを得てさ。
全体的に見れば本当に理不尽なんだけど、最後にサミュエルの胸に残ったもの、感じ方が素晴らしい。
こんな風に感じられる人が多くなれば良いと思える、清々しい作品だった。

マジでベルニーに出会えて良かったよな😆いいヤツすぎる。
キョン太

キョン太