蘭奢待

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男の蘭奢待のレビュー・感想・評価

3.0
うーむ、チャーチルの判断は正しかったことは歴史が証明しているが。戦時の首相に祭り上げられ、持ち前のバイタリティで信念を貫き通すが、政敵や議会に反感を持たれ、かつ、ドイツの侵攻を止めることができず劣勢に立たされる。そこからの立ち上がりが見どころではあるものの、馴染めない展開だった。市民に劣勢を隠し、ナショナリズムに働きかけ、国が滅ぶか死を選ぶかと。その価値観は常に正しいのだろうか。西欧と極東の事情は異なるだろうが、大本営発表と精神論を振り回したかつての我が国を思い出させられる。
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