おとぎ話のようなドキュメンタリーだった。
絵コンテ作家のハロルドとその妻で映画リサーチャーのリリアンの物語。
仕事も子育てもそれ以外も、上手くいったり、いかなかったりだったけれど、素晴らしい人生だったんだと思う。
好きな仕事をして、お互いを信頼し愛した。
うわぁ、すごく陳腐な表現で猛烈に恥ずかしいんだけど、それ以外に言い表しようが無いんだよなぁ。ピュアな2人の人生に、ピュアに感動した。
孤児だったリリアンは、周りと闘い続ける人生を送っていたけれど、愛すべきパートナーと天職に出会い、困難にぶつかりながら成長し幸せに暮らした。もう、これはリアルおとぎ話でしょ。
絵コンテ作家とリサーチャーという、表に出ないけど超重要な映画の仕事を知ることができるのも、この映画のおもしろいところ。そんな裏方仕事で出来上がっていることを意識すると映画の見え方が変わるかも。
映画好きのみなさんにはぜひ観てほしい1作なんだけど、上映館がかなり少ない。頑張れ、配給会社!