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ソウルメイト/七月と安生のsumiccoのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
3.9
美作。

名作だとも思いますが
それよりも先に
余韻の美しさがずっと残りそう。

女性の…

いや、人の、かなあ。

女同士のこの感じ
女だから共感しやすいし理解しやすいって
思う部分もあるんですけど
その狭いところに焦点を当てるのは
さすがにちょっともったいないですね。

美しいストーリーではありません。
美しい描写に溢れているわけでもありません。

でも
余韻がとても美しい。


一冊の小説。
語られるのは
二人の女性。

真面目な優等生の七月と
はすっぱで自由な安生は
お互いにかけがえのない親友同士でした。

七月に恋人ができ
二人が三人になってしまうまで。


誰の視点で観ても
それぞれの感じ方、振り返り方ができます。

心情のすべては語られず
表情の一瞬の緊張や
視線の持っていきかたで
ああ、わかる…を引き出す作品でした。
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