チスッッッ

冬の旅のチスッッッのレビュー・感想・評価

冬の旅(1985年製作の映画)
4.5
「楽して生きたい」とは決してアウトローではない。
既にさまざまなバイアスにかかっている我々の物差しでは測り知れない、言語化できない自由について深く考えさせられる作品でした。

原題の「Sans toit ni loi」は「屋根も法もなく」という意味。
まさに何も持たざる者であるモナの放浪記は新しい価値観のようだけど実はものすごく原点的。自分の身の回りに当たり前にある物事に対し、一度立ち止まって疑問視してみるためのヒントを得た気がする。