建築には癒しの力がある。
私は建築は専門外で、ジンと同じく強い興味があるわけではないけど、それはなんとなくわかる気がした。建築というか、場所にはそういう力があると感じる時がある。出てくる建築はみんなおしゃれで素敵だった(漠然と憧れるけど、住みやすいかは別かな…)
建築は場所作りなのかも…と思ったり。
建物の外観を映した画面も、部屋の中、それも豪華なジンのホテルの部屋もケイシーの実家の雑多な感じの部屋も、それぞれに美しくて、どの画面もこだわっているのがよくわかった。
馴染みのない街にジンが残り、ケイシーが生まれ育った街を出て行く。親の側にいること、あるいは親を置いて出て行くこと、どちらが正しいことだとかそういうことではなくてただ単に、それぞれの出発、としてだけ描かれていたように思った。
ケイシーのお母さんの様子とかを見ていると、なんか、そう単純じゃないよね…と思った。
また観るタイミングで感じることはちがうかもなと思うので、機会があれば見てみようかな。
