オムニバス形式の映画はいくつもあるが、今まで見たどれとも違った。
大切な人を失うということは
それが、死別であっても
気持ちや距離の別離であっても
失うことで心の中で、
一緒にいた時より濃密に
離れることなく
その人のことを身近に感じられる。
一緒に困難を乗り越え、愛を見つけられる。
そんな思いで、とても静かな涙が流れた。
冒頭のサミュエルL.ジャクソンのシーンが「これは?」と疑問のまま進んでいくと
信頼できない語り手
その象徴だったように
鑑賞後に思い当たった。
全ての登場人物に
それぞれの思いと、魅力が感じられたことも良かった。