そーる

ロスト・イン・ザ・サン 偽りの絆のそーるのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

荒野と街を抜け、
ニューメキシコを目指すロードムービー。
ただ一点、
借金を返し終えてない主人公は警察に捕まる。
それも、半ば自主するような形で。
しかし借りた奴らにおばあちゃんの住所をバレてしまったが、その後何もなかったのだろうか?

孤児であるルイスを途中まで送り届けた主人公が実は父親だったと言うのが最後にわかるのだが、
そもそもバスに乗っていればもっと早くついていたはずだし怖い思いも盗みもせずに済んだのに。
知らないおじさんから話しかけられて、胡散臭いとは思わなかったのだろうか。
しかし同時に、孤児になった彼に声をかけ、本当の意味で寄り添ってくれたのも主人公だけだった。
だからこそ車に乗り、離れられなかったのだろう。

主人公もまた、孤独でどうしようもなくて、自分勝手で。ただそれでも、
息子と過ごす時間が愛おしかったのだろう。

そんな話だ。
そーる

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