人とのコミュニケーションが苦手な女性と、初老の男性上司の恋物語。
ほのぼのとした癒し系の作品かな?と見たら違った。
上手く生きられない、人生を半ば諦めたような人達が戸惑いながらも頑張って少しずつ前に進もうという物語なんだけども、妙に生々しさを感じる。
2人が働くのが食肉工場で、牛が処理されていくシーンがバンバン流れる。
ポタポタ滴り落ちる血が、人間が生きるということの残酷さや逞しさを表してるようでハッとさせられる、決してファンタジーだけで済まさない、この監督は曲者?
パン屑が気になってしょうがない主人公のシーンが妙に心に残ったり、今、そこじゃないやろう?的なモノに惹かれる人なのかなぁ〜嫌いじゃない。